34歳中学校教師(男性)が結婚するまで 第十二話
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これは34歳中学校教師の婚活
柔道で鍛えた大きな体と誰にでも優しく接する穏やかな人柄。
授業の準備にテスト作成、そして部活動指導
「婚活する時間なんてないですよ」そう笑っていた彼が、
人生のパートナーと出会うまでの物語です。
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もう一度、前を向く
失恋から一か月。
活動再開を決めたやわらくんでしたが、
正直なところ、気持ちはまだ完全には整理できていませんでした。
初めての仮交際。
初めてのデート。
初めての失恋。
簡単に忘れられるものではありません。
そんな時、
やわらくんを支えてくれたのは、
毎日学校で会う生徒たちでした。
「先生、聞いてくださいよ!」
「先生、柔道やりましょう!」
相変わらず騒がしい毎日。
けれど、その何気ない日常に救われたそうです。
「正直、落ち込んだんですが、
学校へ行くとそんなこと考えている暇がないんです。」
そう言って笑っていました。
そして面談の日。
「もう一度やってみます!」
「今思うと、勝手に彼女ができたみたいな気持ちになっていました。」
「仮交際なのに、
もう特別な存在になった気でいたんです。」
少し苦笑いしながら話していました。
「次はもう少し落ち着いて活動します。」
「ちゃんと相手を知って、
自分のことも伝えられるようにしたいです。」
この経験は確実にやわらくんを成長させていました。
お申込み再開
そして再び、
お見合い申込みの日々が始まりました。
しかし、なかなかお見合いが成立しません。
お相手からのお断りが続きます。
こういう流れの悪いときというのは多々あります。
そんななか、お見合い申込みが届きます。
27歳・幼稚園教諭
神奈川県在住、ご両親と同居、結婚後は専業主婦を希望。
お写真では、幼稚園の先生らしい?優しい笑顔の女性でした。
やわらくんは、即日お見合いをお受けいたしました。
やわらくん
かなり前のめりになりつつも冷静に冷静にお見合いを実施しました。
お見合いでは、自分の話だけをするのはなく、
彼女の話しをしっかりと聞き、彼女の質問に対しても
自分の考えも少しずつ話せるようになっていました。
将来どんな家庭を築きたいのか。
子どもについてどう考えているのか。
教師という仕事をどう続けていきたいのか。
以前なら答えに詰まっていた質問にも、
少しずつ自分の言葉で答えられるようになっていました。
婚活は、
ただ相手を探すだけではありません。
自分自身を知ることでもあります。
やわらくんは、
ようやくそのスタートラインに立てたのかもしれません。
やわらくんは”交際希望”で連絡。
そして、お相手女性からの返答は ”お断り”でした。
なんだか、上手くいく流れでしたよね?
ですが、残念ながらお断りでした。
理由としては、
とても素敵な方で、考え方もとても近いと感じました。
もう一度会ってお話ししたい気持ちもあったのですが、
年齢7歳差に少しだけギャップを感じてしまい。
微妙なズレがあったように思います。
とのことでした。
やわらくん、またショックを受けてしまうのではないかと心配しました。
意外と受け入れてくれました。
やわらくん自身も、
年齢差に少しギャップを感じていたようでした。
「今回は納得です。」
そう言って笑っていました。
以前なら、
『何がいけなかったんだろう』
と落ち込んでいたかもしれません。
でも今回は違いました。
出会いの一つひとつが、
自分を知る経験にもなります。
少しずつですが、
やわらくんは婚活を理解し始めていました。
そして、この頃からでしょうか。
お見合い相手を探す基準にも、
少しずつ変化が現れ始めていました。
