はなこいカウンセラーの日々好日 〜皆さまの素敵な出会いのために〜

結婚相談所カウンセラーは日々どんな生活をしているのか?

34歳中学校教師(男性)が結婚するまで 第十一話

はなこい出会いのカウンセラー

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これは34歳中学校教師の婚活
柔道で鍛えた大きな体と誰にでも優しく接する穏やかな人柄。


授業の準備にテスト作成、そして部活動指導

「婚活する時間なんてないですよ」そう笑っていた彼が、
人生のパートナーと出会うまでの物語です。
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初めての失恋

交際終了の連絡を受けた翌日。

やわらくんから電話がありました。

「もう一度会えませんかね...」

いつもの元気な声ではありませんでした。

初めて聞く、
弱々しい声でした。

私は気持ちは分かると伝えました。


二か月半。

人生で初めての仮交際。

人生で初めて、
休日に会いたいと思えた女性。

簡単に諦められるはずがありません。


しかし結婚相談所にはルールがあります。

交際終了になった場合、

電話番号、LINE、連絡すべてを削除しなければなりません。

また、絶対に相手に連絡をしてはいけません。


「やわらくん、わたしからもう一度、会えないか確認します。

 だから連絡先は削除しよう」


しばらく沈黙が続きました。

そして、

「分かりました。」

小さな声で返事がありました。


私は続けました。

「相談所同士で確認はしてみるよ。」


もう一度会えないか。

何が理由だったのか。

本当に可能性はないのか。


ただ、ダメだったときは諦めよう。

次に向かおう。



相手相談所へ確認

結論から言うと、

答えは変わりませんでした。

「交際終了の意思は変わりません。」

そして、

女性側から伝えられた理由も、

これまでと同じでした。

結婚観が見えない。

将来像が分からない。

良い人なのは分かる。

でも結婚相手としては判断できなかった。

そんな内容でした。


私はやわらくんへ伝えました。

そのままの言葉で。


電話の向こうで、

しばらく言葉がありませんでした。

そして、

「そうですか。」

それだけでした。


仮交際は、

あくまでもお友達です。

結婚相談所ではそう説明しています。

でも、

人の気持ちはルール通りにはいきません。

やわらくんにとっては、

初めて本気で会いたいと思った女性。

初めて失ったご縁でした。


連絡遮断

その後しばらく、

やわらくんから連絡はありませんでした。

お見合いの申し込みも止まりました。

プロフィールは公開されたまま。

けれど活動は動いていません。


34歳で初めての失恋の痛み。

計り知れないショックだったのだと思います。


私は急かしませんでした。

約1ヶ月後、久しぶりにやわらくんから連絡が入りました。


「休会するか、退会するか、考えていました。

でも、そろそろ活動を再開しようと思います。」


その声は、

少しだけ強くなっていました。


初めてのお見合い。
初めての仮交際。
そして、
初めての失恋。


やわらくんの婚活は、
順調には進みませんでした。


それでも、
仮交際の二か月半は決して無駄ではありません。

好きな人と会う楽しさ。
次の約束ができる嬉しさ。
そして、
失う辛さ。


34歳にして初めて知った感情でした。


婚活は、
ご縁を見つける活動であると同時に、
自分自身を知る活動でもあります。


やわらくん、成長したな。

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